奈良県葛城郡王寺町の昭和の和風住宅リノベーション
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玄関まわり。古民家や和風住宅はいい材料を使っていることが多いので、あまり大壁(マンションなどのように柱や梁を見せない内装)にせずに床板のやりかえ、壁の塗り直しだけでグッと雰囲気がよくなります。
広縁。こちらはほとんど手をいれていません。
台所。テルキッチンをいれさせていただきました。昭和の高度成長期にはやったプリント合板やクッションフロア仕上げの内装を撤去して、傷んでいる構造などの補強をしながら内装を仕上げ直しました。
振り返ったところ。階段も急勾配だったので緩やかにかけ直しました。
2階。1階ほどを手を加えていません。竿縁天井の和室2間は今の新築ではほとんどみることがありませんが、昭和期の建物らしい落ち着いた空間です。
低い腰壁と窓から見える樹木もいい感じです。
門と板塀を作り直させていただきました。建具は元々あったものを再利用しています。
正面から見たところ。
トイレ。窓の古建具は再利用。床板はヒノキ。
脱衣室。洗面台は大工さんがつくっています。
新築時の写真を見させていただきました。屋根下地がトントンといわれる杉皮葺なのが特に時代を感じさせます。
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建築地 | 奈良県北葛城群王寺町 | 屋根 | 板金 |
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竣工年 | 2013年 | 外壁 | モルタル |
内壁 | ジュラク | 床 | 桧・杉 |
構造規模 | 木造2階建 | ||
その他 | 昭和に建てられた木造住宅をリノベーション。設計:輝建設設計部 |