大阪府東大阪市の築50年耐震改修リノベーション
東大阪市瓢箪山駅近くにて耐震改修工事をさせていただきました。築50年ぐらいのお住まいの耐震改修工事です。耐震改修補助制度を利用しています(東大阪市耐震改修制度|https://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000005748.html)。工事前の耐震診断は当社でなく、他の設計事務所さんでされていたのですが、耐震工事は当社でさせていただいています。補助金の申請の代行などもさせていただきました(当社でも耐震診断は可能です)。
ガラス障子は元々あったものを補修して再利用。建具を再利用するときは、木製建具業者さんに足元のコマの入換や緩んだ木枠をしめなおしてもらったりします。ガラスを割れ防止のためにアクリル板に入れ替えることもあります。
簾戸は当社在庫品から納品させていただきました。当社在庫の古い木製建具はリノベや古民家再生だけでなく、新築でもつかっていただけます。
工事前は部屋を通って奥の部屋に行く動線だったのですが、廊下をつくって人の出入りにわずらわされない個室をつくりました
地震対策に耐力壁をいれたり、足元の補強したりに合わせて、プランの変更も行っています。簾戸がある場所はもともと壁があったのですが、壁を抜いて縁側と床の間のある和室とつなげました。大きく使ったり、閉じて寝室などにもなります。
床の間横の仏間の壁など、事前に計算したどおりに耐力壁化。
工事前、工事後の写真は補助金申請のときに必要になります。耐震補修工事に限らずですが、各種補助金を受けるというには事前事後に役所にかなりの枚数の書類を提出し、またやりとりが発生します。ご自身でされることも可能かもしれませんが、建築用語などある程度の知識がなければなかなかむずかしいので当社では申請代行も承っています(お気軽にご相談ください)。
工事前の外観。昭和40年代の建物によく見られる仕様です。青い瓦、モルタル壁、木製建具と部分的にアルミサッシ。
今回の工事で瓦屋根は板金屋根に変更して、頭を軽くすることで地震対策の一つとしています。また縁側のアルミサッシを断熱ペアガラスのサッシュに交換して窓からの冷えを少なくさせています。
玄関の庇を深くして雨の日でも濡れにくいようにしました。木のファサードで少し優しい感じの入り口に。
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建築地 | 大阪府東大阪市 | 屋根 | ガルバリウム鋼板 |
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竣工年 | 2017年 | 外壁 | モルタル壁に塗装 |
内壁 | ジュラク塗り | 床 | 杉・畳 |
構造規模 | 木造平屋建て | ||
その他 | 耐震改修補助制度を利用 |