大阪市都島区の昭和7年長屋の古民家再生
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大阪市にある昭和7年につくられたという長屋の一室をリノベーションする工事をさせていただきました。傷んでいた外壁の一部も補修させていただきました。コンクリート造の地階に木造の2階建が乗っている構造になっています。
表通りより。数年前にタイルを外壁に貼られたそうです。
玄関土間は広めに取られています。もともとはキッチンがあった場所です。
土間から地階にいく階段。水回りは合板で仕切られた一角にまとめられています。
反対側から見たところ。水回りコーナーに浴室、トイレ、脱衣場が挿入されています。右手はミニキッチン。キッチンの壁はガルバリウム鋼板。
水回りコーナー内部。天井はガラス板で明かりが取れるようになっています。
1階奥の和室より。この部屋は美装、畳入れ替え、建具の補修程度の工事。
和室奥は縁側となっています。
地階より。吹き抜けが設けられて、光が落ちるようになっています。窓から隣の公園の緑が楽しめます。壁は木毛セメント板。
吹き抜け下には水が用意されて、大きな土間コーナーでいろんな作業ができるようになっています。
地階奥には6畳板間。
2階和室。
和室より廊下を望む。押入れは張り替えています。
2階洋室。こちらは壁の塗り替えのみ。明治の頃の擬洋風建築の雰囲気がとてもいい感じで、今の建築にはなかなか出せないものです
建築地 | 大阪府大阪市 | 屋根 | 瓦 |
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竣工年 | 2019年 | 外壁 | タイル・ガルバリウム鋼板 |
内壁 | ジュラク・木毛セメント板 | 床 | 杉・桧・畳 |
構造規模 | 木造2階建(RC地下1階付) | ||
その他 | 昭和7年に建てられた賃貸物件の長屋。そのうちの一室をリニューアル工事。設計:ウズラボ一級建築士事務所 写真:多田ユウコ |