【OB宅訪問】茅葺き民家再生、13年後の見学会 1/25(土)
13年前の2012年、河内長野の築100年の古民家の再生工事をさせていただきました。こちらのお宅では、茅葺き屋根のやりかえや揚げ家など、古民家の再生工事でもあまり見ないような工事をさせてもらっています。
本ブログ末に、お申し込み方法などを記載しています。
工事前の写真。現在のお施主さんのご親族所有のお宅で、しばらく空き家になっていました。
周辺の土地の地面高さが昔よりあがったことで、水気が敷地内に流れ込んで溜まりやすくなり、家の高さを上げることになりました。道路が上下水道管、ガス管などの埋設、道路の拡張工事などで高さが上がるのに合わせて、宅地の地面の高さ(宅盤)も上がることがままあります。
家を梁などで拘束したのちに、油圧ジャッキで少しずつ持ち上げます。
何十とある油圧ジャッキを建物の水平を見ながら持ち上げます。本当に少しずつ少しずつ持ち上げます。
持ち上げた後は井形に組んだ木の上に一旦おきます。
上げている間に、湿気、水気対策として親切の基礎を作成しました。
上げている間に、大工さんが根継ぎ工事。
茅葺き屋根もやりかえました。滋賀の茅葺き業者の葭留(よしとめ)さんが施工してくださりました。葭留さんは屋根に葺く材料の琵琶湖の葦を手入れされていいます。
茅葺屋根の内部。サスが傷んでいたので補強しました。
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今回は工事中のお話や写真なども見ながら2時間程度の会となる予定です。お施主さんは現在、とある公共団体の古民家や街並み保全に関わるお仕事をされていて、その辺りのお話も聞けると思います。当日は私もそちらに同席しますので現在の古民家暮らしのお悩みや中古住宅(古民家、昭和の家問わず)にフルリノベを検討されている方などのお悩みなどについてもお答えさせていただく予定です。参加費は無料です。
2024年夏に訪問。葭留さんが部分補修されていました。
参加ご希望の方は
- お名前
- 参加人数
- 現在、お住まいの住所
- 当日連絡の取れる携帯電話番号
をメール本文にご記入の上、
タイトルは「河内長野の古民家見学希望」として
下記アドレスまでお送りください。
info@terukensetsu.jp
追って案内図を送らせていただきます
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【参加にあたってのお願い】
当日はお子様連れの場合はお手を繋いでの見学でお願いいたします。
貴重品はお手元にもっていただきつつ、カバンなどは壁を傷つけないように1箇所にまとめさせていただきます。
当日は靴下を履いてご参加お願いいたします。