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通風雨戸が超優秀!サッシ、窓入れ替えなしでリフォーム可。リクシル、YKK製以外にもあります

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輝建設のコハラです。

 

真夏を除けば、窓を開けて風を取り込んで涼をとりたいというお客さん多いです! 暑いときに窓からの風を取り込むときのあればいいなをまとめてみました。

 

すだれは、取り付け位置に注意!価格はピンキリ。

大阪は大阪湾からの西風が多いといわれているので、風を取り入れるために窓を設けると、、、、、、、西日がバーンとはいってきて暑い、暑いということになってしまいます。

 

ということで、日差しを遮るためによく使われるのがすだれ。

写真はOB施主さん宅で取り付けたものです。すだれ取り付けのポイントは

 

日射を少しでも取り込まないように、室内でなく、室外に設置

 

ある程度、窓から離しておくこと

隙間だらけにみえるすだれですが、窓や外壁にぴったりぶら下げてしまうと通風を遮ってしまうからです。

 

すだれといえば、ホームセンターで売っているひとつ数百円の天津すだれがお馴染みです。ほぼワンシーズンごとの使い捨てですよね。

 

オススメのすだれ!

が、オススメはひとつ10000円ぐらいする職人さんがつくっているすだれはとても美しいです。上の写真のように材料を吟味してつくっていますので材の大きさが均一ですし、太いので長持ちします。

 

そんなん、どこで買うねん!という感じですが、意外とすだれ屋さんっていらっしゃいます。

 

「製簾(せいれん)+地名」で検索して、お近くの製簾業者さんにいろいろ相談してみてください。大阪近郊でオススメは富田林の「杉田製簾さん(http://sugitaseiren.co.jp)」です。8000円ぐらいの簾をかけさせてもらいました。

 

すだれに通風を邪魔させずに風をたくさん入れようと思えば、窓からどんどん遠くにすだれをつけなければいけません。

 

すだれの隙間越しに風が入ってきているのではなく、風のほとんどは横や上下ともにすだれのない部分から入ってきています。

 

すだれをと窓の間にどれだけ距離を保つか? 極端な話、すだれをつけないほうが風はたくさん入ってきます。ただし、すだれをつけるということは日射熱が家の中にはいらないようにしなければいけないので、通風をある程度犠牲にしなければいけないという矛盾が生じます。

 

写真ぐらいのお客さんの建物ぐらい離せるといいのですが、上記のような深い庇は古民家でないと見ることもありません。今の住宅ではほとんど不可能な取り付け位置です。

 

 

 

電動ブラインドシャッターは便利! デメリットは価格

じゃあ、すだれ以外になにありますの?って話になります。

 

窓の外で日射を遮りながら、通風をしてくれるものでないといけません。日差しはカットして、風だけ通すというなんとも都合の良い商品があるわけな、、、、、、、、、、、、、、あります!

 

 

 

たとえば、このような電動ブラインド!

 

省エネや温熱環境を得意としている設計事務所さんや工務店さんで採用されていることが多いです。皆さんがよく知っている室内ブラインドの大きなものが窓の外についている、という理解でいいと思います。

 

上のウェブサイトはドイツ製ヴァレーマの日本語サイト(日本ではオスモさんの取り扱いです)。

 

以前はなかなかなお値段だったのですが、現在は日本の窓の大きさに合わせて即納モデルということである金額をかなり抑えて出荷されています。(企画寸法のみ。オーダー品は別途プライス)。

 

掃き出し窓で取り付け工賃や付帯工事を考えるとまあまあな値段しますが、夏の熱射対策の最有力製品かもしれませんがお値段もはるのがちょっと頭の痛いところです。

 

YKK-APさん、リクシルさんの日本の2大サッシメーカーさんも外付けの電動ブラインドを出されています。

 

ここを読んでくださっている方は、電動ブラインドよりも、電動ブラインドシャッターといったほうがしっくりくるかもしれません。

 

上のヴァレーマと取り立てて大きな機能や性能の違いはありません(上が YKK-APさんのエクスブラインド、下がリクシルさんのエアリス)。

価格はリフォームの場合、一間幅(1820mm)の掃き出し窓にお取り付費込みで30万円ぐらいが相場なのではないでしょうか。

 

ちなみに電動製品なので、10年を目安にモーターやギアなど可動品周りの交換が発生します。当社もこれまでに数組のOBさん宅に補修にいったことがありますが、その際の修理費も1−2万というわけには行かず、ヒト桁台後半万円からといった感じでした。

 

電動ブラインドはボタンひとつで上げ下げして任意の場所でブラインドの角度の設定をできるので非常に便利です。

 

重量物になるのでリフォームの場合、下地の取り付け、外壁の補修、電気工事などが付帯工事として発生すると取り付け工事費がかさみます。新築でも外壁の補修がないぐらいでしょうからリフォームに比べて極端に安くなるわけではないと思います。

 

値段がもう少し下がれば★五つなのですが。。。

 

日射カットの通風の本命は、通風雨戸。コスパ高い。

これは築40年ぐらいのリノベをさせていただいた羽曳野市のOBさん宅です。ただのアルミ製雨戸にしか見えません、、、、、ということなかれ。この雨戸は本当にすごいんです。

 

雨戸の面がブラインドの様に開閉します。これで夏の日差しを遮りながら、風を通せます。スラットといわれる羽の角度にもよりますが、外からはほとんど中が見えません。

 

こちらのお客さんから、夏にすだれだと暑いのでどうにかならないかという相談をうけて、ご提案した通風雨戸。もともとあったアルミ雨戸のレールを利用して雨戸本体だけを入れ替えるだけの工事ですので、工事日数は実質半日もかかっていません!(正確には、採寸してから作るまでに時間がかかります)。

上の写真と同じ場所を部屋内から撮ってみました。カメラの性質上、部屋内が暗く見えますが、実際は十分な明るさがあります。また外からはえないのに、中からは外の様子がよくわかります。

網戸にしておけば風も通りますし、窓を閉めてクーラーかけても日射を遮っているので部屋が温められないので運転効率がいいです。もちろんスラットの隙間から採光されていますので暗くて何もみえんということはありません。

 

一間幅(1820mm)の掃き出し窓であれば、2枚で、取り付け費いれて10万円代後半ぐらいでしょうから、電動ブラインドを入れるよりはずいぶんお安いです。

 

もともとアルミ雨戸のレールがある場合は単純に雨戸本体の入れ替えだけなのでこの値段。レールがなかったり、木製雨戸しかなかったりするとヒト手間フタ手間増えてくるので値段があがってしまいます。

リノベや古民家再生で雨戸の入れ替えがあれば、ご予算が関係しますが、このがらりタイプの雨戸をお勧めします。以前は開閉機能のない開いた状態で固定のものもありましたが廃盤になってしまいました。かなり安かったのに、、、、残念。

 

YKK-APさん、リクシルさんの2大サッシメーカーさんともに通風雨戸をとりあつかっていらっしゃいます。両者さん以外にも通風雨戸を作っていらっしゃるメーカーさんがいらっしゃるのでインターネットなどでお調べください。ただ、既存アルミ雨戸のレールを使って、新たに通風雨戸を入れるときに気をつけないといけないことがあります。

 

通風雨戸の入れ替えのときの注意点

それは、雨戸本体の見込(みこみ)といわれる、厚みです。既存雨戸本体の厚みによって選べる商品が変わってきます。ちょっとでも安く、ネット通販で自分で買って自分で入れるというのであれば気をつけて商品選定されてくださいね。

 

ちなみに私が当社付き合いのサッシュ屋さんに聞いた限りではリクシルさんのものが厚20mmで一番薄いということでした。薄ければはいるけど、既存レールが幅広の場合、雨戸が細すぎるとあそびが大きくてカタカタいうので気をつけて下さい。

 

夏の暑さ対策リフォームというと、まずは断熱工事が頭に浮かびますが、通風雨戸もぜひ検討されてみてください。もちろん、新築でもとりつけできます!

 

新築でも通風雨戸

新築でも通風雨戸はとりつけできます。上は東大阪の山手のほう、生駒山の中腹の住宅街にある新築のお客様宅。通風雨戸越しに大阪市内を見下ろせます。

雨戸をあければ、こんな感じ。遠くに大阪市内の高層ビルと六甲山が見えます。東大阪からこちらの方角といえば、、、、、そう真西です。

夏は西日ギンギンで、この界隈の家のほとんどは眺望用に付けた窓にすだれ、カーテン、雨戸しめてるなどほとんど閉じていますが、こちらのおうちは日差しを切りながら通風と採光を得られる通風雨戸なので、西日の怖さ知らずです!

上の写真の窓は1階の掃き出し窓。真西を向いています。夏の日射対策としてLow-Eガラスの日射遮蔽型をいれています。さらに、ターフを設けて直射日光を窓の上で切っています(冬場はターフを取りはずして、日射熱取得!)。ここまですれば、窓周りの夏の暑さ対策はそこそこの効果を発揮してくれるはずです。

 

 

ちょっと変わった通風雨戸2選!

最後に、もうひとつ。不二サッシさんがちょっと変わった通風雨戸のシリーズを出されています。「風はイノシシ」といわれ、まっすぐに走ります。家に平行に走る風は窓から入ってこないのですが、下のような仕組みしてやると風を拾ってやることができます。

 

が、もともと引き違いの窓のところを、縦すべり窓にかえるとなると壁をめくってやらないといけないので現実的でないですし、なにより雨戸をつけることができません。もちろん通風雨戸もつけられません。

 

でも引き違い窓でもなんとかイノシシ風をとりいれたいと思ったときにオススメなのが、コレ!

 

1)不二サッシさんのエコ折れ雨戸です。

袖壁のようになって風をバウンドさせて取りこめますし、戸袋が設置できないような場所でも雨戸を取り付けることができます。まさにリフォーム向けの通風雨戸ですね!

 

2)不二サッシさんのエコ面格子

面格子の中にブラインドを仕込んだエコ面格子!日射を遮る系の商品ですが、お風呂など、外からの視線を遮りたいところに邯鄲に後付けしやすそうな商品です。

 

ながながと通風雨戸について書きましたが、エアコンないと過ごせない猛暑も遮熱効果のある雨戸を使えば、エコ効果も! 春秋、短いですが、通風雨戸があれば、いらぬ日射を遮って気持ちいい風を得ることができますよ 街中でもカーテンいらずで窓をあけることもできちゃいます。

 

みなさんも快適通風雨戸ライフをお過ごしください! では、また!

 

まとめ

  1. すだれは窓から離して。
  2. 電動ブラインドは高いけど便利。
  3. 通風雨戸はいろんな種類があるけど、コストパフォーマンス高い

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↓↓↓

同じく窓周りのブログ記事もご参照ください

「寒い古民家に内窓、プラマードU取付(インプラスでも可)!防音効果も期待。大きな内窓はDIY難しいです」

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2019/3/14 加筆修正

2018/1/11 今回のブログは、昔に書いたブログを再構成したものです(イラスト:小原)

http://blog.goo.ne.jp/terukensetsu/c/b3d5f94e102dec3dedce47136d600c33

 

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