直して住みたい(リノベ)or 直せる家をつくりたい(新築)
直せることに興味をもったのは・・・
輝建設の小原です。紆余曲折あって、大学生活を東京で過ごしたのですが、学生時代にオリーブというファッション誌でカメラマンさんのアシスタントのアルバイトをしていました。このアルバイトにはいろんな思い出があるのですが、ここ最近一番思い出すのは「小原、靴は直せしながら履けるいい靴買いなよ。一生もんだぞ」と言われたことです。
その当時買った靴、いまから25年ほど前に購入した靴、いまでも直しながら大事に履いています。それ以外にも革靴が7足。どれこれも磨り減ったソールを貼り替えながら一生のおつきあいさせてもらっています。一番新しく買った靴は6年ぐらい前。それ以来、工事現場で履くスニーカーは年に一度ほど買いますが、革靴はこの20年で買った靴を直し、直し履いています。お直しから帰ってくるたびに頬ずりしたくなるぐらい嬉しいです。そういえば、25年前に手に入れたデニムジャケットも直しながら使っていますし、穴の空いた501も継ぎを当ててもらいながら履いています。直して使うのが好きなのかもしれません。
さて、家づくりをお手伝いが当社の仕事ですが、こちらもあれこれ直すことをご依頼いただくことが多いです。
下の写真は古民家のお客様宅の雨戸。左は新しく作らせていただいたもので、右は周囲の框部分は再利用で板部分は貼り替え。こういう具合に新旧のものが混在することに魅力を強く感じます。
靴のお直しも、年季の入った革の部分に、真新しい靴紐、貼り替えた靴底の組み合わせがツボなのかしれません。
下の写真は、泉南郡の古民家再生させていたいだお客様宅です。全てが新しいわけでなく、かといって古い部分が主張しすぎて、湿っぽい感じになっているわけでもない雰囲気がうまく撮れているお気に入りの一枚です。
振り返っての土間の感じ。もともとベンガラ塗りの黒い柱、梁。新しく塗り直された白い漆喰。何も塗装されていない杉板がはられた床や壁。調整されてゆるみなどもなくなって綺麗にわしの貼られたガラス障子もいい感じです。古くからあるものと新しくいれられたハーモニーが、家の歴史を改めて感じさせてくれます。これが古民家再生、リノベーションや大規模リフォームといわれるような工事独特の満足ポイントの一つかもしれません。
最近買ったもの、、、で、直せるものとは、、、
新築でも雰囲気を長年使った味をだすために、古材や古建具を使うのはいいのですが、
それだとちょっとやりすぎ感がですぎて、全体の調和がとれなかったりすることもあります。
そんな場合にオススメなのは、アンティークの家具です。無垢材や土壁などをつかったおうちだと、アンティーク家具で使われている木のヤレている感じと喧嘩しません。和家具だけでなく、北欧やヨーロッパやアメリカのアンティーク、東南アジアや中国などアジアの家具なども結構いい感じになりますよ。アフリカの家具も伝統的な文様の彫り細工の結構面白いと思います。
奈良だけでなく、大阪でも東大阪、八尾から河内長野にかけても生駒、信貴山、金剛山系にかけてまだまだ古民家があります。大規模なリフォーム工事をお考えなら、お声がけください。