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リフォーム会社を選ぶために、工務店と大手ハウスメーカー系の特徴を知る。

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輝建設のコハラです。

事務所が築260年の古民家再生の兼用モデルハウスなので、古民家の改修のご相談を受けることが多いです。

リフォーム業者は、新築よりもさがすのが大変?

古民家再生や大型リフォームの相談をどこにしようかというとき、ネットなど調べてもどこに頼めばいいのかという基準すらもまだよくわからないので、まずはテレビCMなどで名前をよく聞く会社さんへまずは接触されているようです。

実際、当社にもご相談にいらっしゃる方は、大手ハウスメーカー(以下、大手HM)や大手不動産会社のリフォーム部門の資料請求や見学などもして、営業の方とも面談されている方がほとんどです。

そのような方々でも、名前を知らない工務店で古民家再生やリフォーム、リノベーションするという選択肢を捨てきれないのは、工務店と大手HMや大手不動産会社のリフォーム部門の違いがよくわからず、比較しにくいからではないかと思います。

最近、初めてお会いしたお客さんも既に大手不動産会社のリフォーム部門の営業の方とお会いしているというお話でした。

その方々は、まだこれから具体的なことを考えていく段階だとおっしゃっていましたが、大規模改修するにあたって工事までの流れを教えてくださいとのことでしたので、古民家再生に限らず、リフォームやリノベーションの一般的な流れを自社を例に説明させていただきました。

古民家再生リフォームやリノベーション、工事までの流れ

1)間取り調査

ベースとなる建物の間取りがわからないと簡単なプランも作れません。簡単なプランをつくるときでも、柱や梁組など動かせないものがあるのでその確認をします。家の断面図まではいきませんが、天井高や階高、床高さなど高さ関係もメモします

2)配置程度の簡単なプラン、超概算見積もり

間取り図を作成して、お客さんの希望をヒアリングしてプランを作成。棚や家具の位置や高さなどはあまり気にせず、風呂や台所などいるものを建物の中に配置していきます。これまでの経験からアバウトな見積もりをつけてお話しすることもあります。

3)精密な調査

1でつくった間取り図に各種寸法を記入して野帳図といわれるものを作成します。

4)調査結果の報告書と現況図作成。
詳細プランと概算見積をつけて提出

野帳図を元に現況図に整理し直します。それらをもとにプラン図を作成します。各種面積なども2のときのよりもより正確にはかれますので概算見積もりも精度が上がってきます。

その後、打ち合わせを繰り返して、プランや工事内容と見積もりを調整していきます。

5)「設計契約」して各種図面作製

4でのやりとりで大枠の合意がすめば、「設計契約」として工事用の詳細図面を作成します。都度、打ち合わせが発生します。

6)見積作製

図面がフィックスすると、図面上の寸法をもとに正確な見積ができるようになります。

7)工事契約

5でできた図面と6の見積で合意を得られたら、工事契約を行ないます。

という流れです。

1−4については、各社さんごとに費用が発生したり、しなかったりします。会社さんによっては3からスタートすることもあります。詳細は各社色々ですが、だいたいこんな感じといったところでしょうか。

工務店とハウスメーカーの古民家再生リフォームの違い

上記のような工事までの流れについて説明をしたのちに

「工務店のリフォームと、大手HMさんや不動産会社さん(*)のリフォームとどう違うの?」と聞かれました。

大きな切り口では各社の仕様などを1社ずつ正確にいうことは難しいですが、下記の表なようなことをお話ししました。これまでにお会いしているお客さんから聞いた話や見学したことを元に、個人的にざっとまとめた内容になっています。

工務店大手HM、不動産系リフォーム
調査費無料もあるが、日当など費用がかかることも。無料、あっても比較的安い
報告書時間がかかることが多い(人手が少ない)まとめる時間早い(バックヤードの人多い)
打ち合わせペース時間がかかることが多い(人手が少ない)早い(資料などの作製バックヤードで)
真壁・大壁工務店による大壁が多い
建材工務店による(無垢材だけではない)比較的新建材が多い(ビニクロ・プリント合板)
建具メーカー製もあるが建具屋でつくることもメーカー製が多い。ドアが多い。
造り付け家具、キッチンなど大工造作で自由に作れることが多いメーカー製のビルドイン家具が多い

真壁 柱梁が見えている作り

大壁 柱が隠れて天井があるので梁は見えない

スピード感重視ならHM系、建材などにこだわりたいのなら工務店

HM系古民家再生リフォームが合う人

打ち合わせも含めて、テンポよくどんどんできるだけ早く進めていきたいのであれば、大手ハウスメーカー系のリフォーム店がよいかもしれません。

ハウスメーカーさんの主力業務である新築では、柱や梁を見せない大壁(下写真参照)仕様の家が多いです。古民家の柱・梁などが見える昔ながらの雰囲気よりも、大壁でマンションのような感じに雰囲気を変えたということであれば、工事完了後のイメージも営業の方ともイメージが共有しやすいと思います(大手さんでも柱や梁を見せる工事はしています。全くないわけではありません)。

工務店の古民家再生リフォームが合う人

ほとんどの工務店が中小企業または零細企業ですので、大企業のようにバックヤードの人間が少ないので図面や資料作成に時間がかかりがちです。時間がかかっても、昔ながらの雰囲気を残しながら古民家再生したいのであれば、工務店がよいかもしれません。

工務店それぞれですが、うまく希望する内容の工事を得意とする工務店を見つけられれば、建材選びや施工法などの自由度が上がると思います。ただし、情報量がすくない上に数が多いので、なかなかこれはという会社を見つけにくいかもしれません。

ちなみに工務店さんでも、HMのリフォーム部門のような方法でしか工事をしていない会社さんもあります。

工務店か、大手ハウスメーカー系のリフォーム店さん、どちらがあなたの考える古民家再生の仕上げてくれるのか、

業者選びの際に、どちらのグループを中心に資料請求や見学するのかを決めておけば、工事にとりかかる期間の短縮にもつながります。

ひとつご検討ください。

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今回もご精読ありがとうございました。

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