木材の変色
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奈良県吉野郡の製材所を見学させていただいた際、興味深いお話を聞かせていただきました。夏の大敵といえばお肌の日焼けですが、木材も実は日焼けをします。木材に太陽の紫外線が当たると、木材のリグニンやポリフェノール類をもつ抽出成分が光を吸収して、変色を引き起こします。
「え、これ腐ってるんじゃないの?」と心配になりそうな色味ですが、ご安心ください。紫外線は木材の内部までは到達しないので、このように変色が起こるのは表面だけです。つまり、表面を削ってあげれば、再び木の色が現れてきます。
この日、製材所自体はお休みだったのですが、案内してくださった方の粋な計らいで、ツインソーという製材機を使って、目の前で削ってくださいました!(ありがとうございます!)
美しい無節の薄ピンク色の木肌にうっとりです。無垢材ならではの強みですね。