壁を編む
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輝建設ブログに久々の書き込みとなりました。工務部横田です
ただ今交野市で建設途中の古民家再生にて土壁の補修工事をおこないました
土壁が落ちてしまった箇所を再び土壁で復旧するにあたり、下地の竹小舞
を編む作業を弊社スタッフにておこないました。
普段では左官屋さんに依頼することが多いのですが、今回は弊社のスタッフ
で行いました。
私横田は京都にて建築の勉強を行っている際、竹小舞を編んでいる現場に
足繁く通い竹小舞の編み方を習ってきました。
竹小舞を編む縄には現在シュロ縄を用いることが多く、当初はシュロにて
途中からエツリ縄と呼ぶ、稲わらをよった細い荒縄に変更して編んで行きました。
エツリ縄は竹との相性が非常に良く、竹にすべることが少なく強く締め込む
ことができ、また壁土にも良くなじみ、土壁を再利用する際にも、土に
混ぜ込むことができ、土壁にはもってこいの材料であると作業しながら実感しました。
竹小舞から差し込む光は幻想的で、作業後の充実感をより感じさせてくれます。